2ちゃんねる ★スマホ版★ ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50  

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

深遠の淵

1 : :01/12/12 08:45
数多の神々の住む、広大なる大地の深遠の淵。
そこに、一人の少女の姿があった。

2 :2:01/12/12 14:01
その少女に(;´Д`)ハァハァ

3 : :01/12/12 17:56
耳にかかる、生暖かい息遣いで目が覚めたような気がした・・・
しかし目を覚ました少女の周りには、誰一人として人の姿は見当たらなかった。
辺りを見回した後、少女はゆっくりと立ち上がった。

4 : :01/12/12 18:10
少女には何も無かった・・・
光さえろくに届かぬこの深遠の淵で、少女は荷物らしい荷物を、
何一つ持ってはいなかったのである。
火をおこせそうなモノも、水も、食料も・・・
そして、身に纏う衣服ですら少女は手にしてはいなかった。

5 : :01/12/12 18:46
一糸纏わぬ少女の肢体がそこにあった。
すらりとした少女の裸体は、薄汚れてはいたが透き通るように白く、
しなやかで美しいものに見えた。
少女は、その美しい裸体を惜し気も無く大気にさらしたまま、
ただ周囲をぼんやりと見つめていた・・・

6 :  :01/12/13 07:33
人の姿どころか、生き物の気配すらしない場所だった。
光もろくに届かないこの荒涼とした場所で、少女はある事に気がついた。
少女には何も無かった。
火をおこせそうなモノも、水も、食料も、身に纏う衣服すらも・・・
そして少女は、自分の記憶すら持ち合わせてはいない事に気がついたのである。

7 : :01/12/13 07:58
何故、自分が何ひとつ持たずにこんな場所にいるのか?
いつから自分はここにいるのか?
自分の名前は?親は?兄弟はいるのか?
さまざまな疑問が頭をもたげ、そして答えに辿り着く事なく消え失せていく。
少女はただひとり、虚無の中にいた。

8 : :01/12/14 08:30
強烈な孤独感があった。
この世に生きている物は、自分ひとりではないかとさえ思えた。
それどころか自分の存在さえ、なにか虚ろなように思えた。
証しが欲しかった。 自分がここに生きているという確実な証し・・・
自分が確実にそこに存在しているという証しが。

9 : :01/12/14 09:15
ふと、少女は尿意を催した。
少女は一瞬ためらい、身を隠せる場所を探しかけたが、
すぐそれが無意味な行為である事に気付き、その場でそのままの姿勢で排尿した。
流れ出る尿は少女の足をも濡らした。
少女は自分の足を濡らす排泄物の暖かさを、意外な想いで自らの身体で感じていた。

10 : :01/12/14 09:36
あきらかな生のしるしがそこにあった。
流れ出た排泄物な暖かさは、あきらかに生命の証明そのものだった。
少女は思い立ったように自分の指を口の奥につき入れた。
こみあげるものが喉を通り、少女は激しく嘔吐した。
少女は知りたかった、自分の過去の存在の証明を・・・

11 : :01/12/15 08:39
熱かった。
足を濡らした排泄物の暖かさと違って、喉や鼻腔が焼け付くように熱かった。
少女は驚いた。 己の外部のなにか冷めたようなもののの内に、
これほどまでに熱いものがあった事に少女は驚きを隠せなかった。
そんな奇妙な感覚の中、少女は自らの白濁した吐瀉物を指で探り始めた。

12 : :01/12/15 09:00
何か証拠が欲しかった。 昨日まで生きていたという確実な証拠。
もし少女が、突然この場に現われたのでは無いかぎり、
昨日まではなんらかの物を口にしていたはずなのだ・・・
そしてそれは、少女の過去の手がかりにもなるはずだった。
少女は口元を拭うのも忘れ、一心に自分の吐き出したものを弄っていた。

13 : :01/12/15 09:09
白濁した吐瀉物の中に、固形物は殆ど見当たらなかった。
ほんのわずかな形あるものが、手がかりの全てになった。
肉片と骨。
そう、はっきり断言出来るものでは無かったが、
少女にはそう見えて仕方なかった・・・

14 : :01/12/17 08:17
少女は恐怖に震えた。
考えたくない事柄だけが少女の頭を過る・・・
この肉片はなんなのか? この骨のようなモノはなんなのか?
それが肉片や骨であると、はっきりした確証があるわけでもないのに、
少女の頭から、その思いは消えずにいた。

15 : :01/12/17 08:35
自分が何故ひとりきりでこんな場所にいるのか?
少女の頭に巣食い、離れなくなった忌わしき想像は、
その問いにも答えてくれそうなものだった。
残り僅かとなった生物が、生きる為に互いに望む最後の行為。
それは、少女がひとりである事の最大の解答にもなった・・・

16 : :01/12/17 08:46
気配に少女は振り返った。
少女から少し離れた暗闇の中に、なにか生きる物の気配を感じたのだ。
暗闇で蠢く生物の気配・・・
少女は安堵感と同時に、言い知れぬ恐怖も感じていた。
それは闇に蠢くモノに対してなのか、自分自身に対してなのか、
少女には解らなかった・・・

17 : :01/12/18 08:10
それは、ゆっくりとこちらに向かって来るようであった。
暗闇の中で蠢くもの・・・
少女は中腰のまま、闇に慣れたはずの目を更に凝らした。
そのものは依然暗闇の中に溶けていたが、うっすらと輪郭だけが形を帯び始める。
それは、あきらかに人の形であった。

18 : :01/12/18 08:26
暗闇に紛れたものが、淡い光のあたる少女のいる空間に進み出た。
それはまるで、闇から抜け出して来たような印象であった・・・
人であった。
男であった。
少女がその男に対し、闇から抜け出して来たような印象を受けたのには訳があった。
その男は、頭から足の先まで全身黒ずくめだったのである。

19 : :01/12/18 08:47
男は黒い帽子をかぶっていた。 男は黒い衣服を纏っていた。
唯一顔の部分だけが、その男の素肌を外気にさらしている場所であった。
しかしその部分も、深くかぶった帽子のせいで闇に包まれている・・・
その姿はまるで少女とは対照的に思えた。
その瞬間少女は思い出した。 自分が何ひとつ衣服を纏っていない事を・・・

20 : :01/12/20 21:31
流れ出る血の赤で少女は正気に戻った。
下腹部の鈍痛だけが少女の身体に残っていた。
凄まじい激痛であった。
とてつもない恐怖であった。
少女は流れ出る自らの血で、自分が今まで男との交わりが無かった事を知った。

21 : :01/12/20 22:15
その男がこちらに向かってくる時、少女の目に男の腰からつき出たものが見えた。
男の見えないはずの顔が、歪に笑っているように思えた。
その瞬間、少女の全身の体毛がそそけ立っていた。
少女の記憶は無くても、それが危険な状況である事を本能が感じとっていた。
少女は瞬時に男の反対の方向へ走り出した。
しかし次の瞬間、少女の身体は激しく地面に叩きつけられていた。

22 : :01/12/20 22:38
それは自らの吐瀉物だった。
それはついさっき、少女に己の生を痛いほど感じさせてくれたものであった。
それが今、恐怖にかられ逃げ出そうとした少女の足を払ったのだ。
少女は動けなかった。
一糸纏わぬ身で、荒れ果てた地表に叩きつけられたのだ。
全身が痛み、息が出来ない・・・
痛みでもがく少女に、男の無骨な手がかけられた。

23 : :01/12/20 23:32
黒ずくめの男は、痛みでもがく少女を仰向けに返した。
少女の秘めたい部分が全て男の目にさらされる。
少女は必死で身をよじり、なんとかそれを隠そうとした。
しかし手も足も抑え込まれ、少女は大の字にされたまま身動きがとれない・・・
少女の小ぶりの乳房が男の目の下にあった。
少女の幼さの残る下腹部が男の目の下にあった。
今度ははっきり見て取れた。 暗闇で醜く歪む男の笑みを・・・

24 : :01/12/21 08:22
黒ずくめの男の舌が少女の乳房の先端を這った。
黒ずくめの男の指が少女の下腹部の秘めた部分をまさぐった。
少女は激しい衝動をうけた。
少女はその男の行為に狂ったように抵抗した。
だが少女の力では男の力に抗う事は出来なかった。
黒ずくめの男の口が少女の乳房の先端を咥えた。
黒ずくめの男の指が少女の下腹部の秘めた部分の内につき入れられた。
少女は悲痛な叫び声を上げた。

25 : :01/12/21 08:52
男に貫かれた時、少女は激しい痛みに意識が遠ざかった。
未発達な少女の下腹部に、男のものはあまりにも大きすぎた。
それでも男は自らの快楽に身を興じ、容赦無く少女を貫き続ける・・・
少女はもはや抵抗すらしていなかった。
ただ全身を襲う激しい痛みに、男にしがみついて耐えているしかなかった・・・

26 : :01/12/21 09:31
どれだけの時間それが続けられたのか少女には解らなかった。
どれほどの時間、少女はその激痛に耐えていたのか。
どれほどの時間、少女はその男にしがみついていたのか。
何度か意識を失いかける中で、男の野卑た笑みだけが少女の記憶にこびりついていた。
永遠に続くかのような時間の中で、男はくぐもった声を発し少女の中で果てた。

27 : :01/12/22 09:02
視角に入った赤い色で少女は正気に戻った。
下腹部の鈍痛だけが少女の身体に残っていた。
少女が我に返った時、男の姿はそこには無かった。
ただ人頭大の荷物が、少女の傍らに置かれているだけだった。
少女はそれを虚ろな目で見ながら、
足下に広がる自らの体液で、今まで自分が男との交わりが無かった事を知った。

28 : :01/12/22 13:43
人頭大のそれは、剥き出しの中身に布切れを巻いたようなものだった。
おそらく黒ずくめの男が意図的にそこに置いていったものだと思われた。
少女はそれを開いてみた。
食料が入っていた。
肉に果物、そして穀物を練り発酵させ焼き上げたようなモノなどである。
少女はそれにかじりついた。
無我夢中でそれらのものを口へはこび、噛み、呑み込んで行く。
その時少女は初めて、自分がひどく空腹だった事に気がついた・・・

29 : :01/12/22 14:10
吐き気がした。
屈辱感があった。
男は少女を凌辱した報酬のように、その食料をそこに置いていったのである。
少女をまるで売春婦のように勝手な値段をつけて抱いたかのような行為である。
耐えられない屈辱であった。 気が狂うほどの嫌悪感があった。
しかし少女はその食料に夢中でかじりついていた。

30 : :01/12/22 14:33
手が止まらなかった。 顎が噛むのを止めなかった。
心でそれを嫌悪しても、肉体がそれを欲していた。
少女は自分の身体に裏切られた気がした。
実際、身体は食料を欲していた。
いつからそこに少女がいたのか解らないが、僅かに残っていた胃の中のものを
少女は残らず吐き出してしまっていたのだ。
そしてあらん限りの力で男に抵抗し、残った体力の限りで男にしがみついていたのだ。
少女の身体は飢えていた。
少女は何度か吐き気を催しながらも、目に涙を溜めたまま食料を喰らい続けていた。

31 : :01/12/22 14:57
圧倒的な生がそこにあった。
下腹部の痛みがあった。 空腹感があった。 満腹感があった。
さっきまで少女を支配していた虚無感が嘘のように思えた。
そしてそれらは皮肉にも、少女を犯したあの男から全てもたらされたものだった。
そしてもうひとつ、少女の心を満たすある想い・・・
少女はゆっくりと立ち上がった。
少女の手には食料の残りが、同じように布切れの中に納められている。
そして少女はこの深遠の淵で気がついて以来、初めて意思を持った言葉を口にした。
「殺してやる・・・」

10 KB
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

★スマホ版★ 掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50

read.cgi ver 05.02.02 2014/06/23 Mango Mangüé ★
FOX ★ DSO(Dynamic Shared Object)